Birmingham近郊の支線を走るParry People Mover

United Kingdom

イギリスの鉄道車両一覧を眺めていると、class139という、いっぷう変わった形状をした小型車両があることに気付きました。Parry People Moverと呼ばれるこの車両は、外観はレールバスのようでもあり、昔販売されていたフィアット社のムルティプラという車に似ているようにも思います。Birmingham近郊のStourbridgeを走っているということで、乗りに行ってみました。

Stourbridge Junction

2023.02.04、OxfordからクルマでM40→M42→M5を乗り継ぎ、約1時間半でStourbrige Junctionまでやってきました。Parry People Moverことclass139が走るStourbridge支線の起点駅です。駅前の駐車場に車をとめ、乗車券を購入してホームに向かいます。

Stourbridge Junction駅舎

2面3線のうち、駅舎側の2線はBirminghamとWorcesterを結ぶ本線が使用しており、もっとも外側(西側)の1線がStourbridge支線となっています。ちょうど本線のDorridge行きがやってきました。本線と言っても非電化のためディーゼルカーのclass172です。

Dorridge行き class172

3番線で待つことしばし、お目当てのclass139がやってきました。本線からの乗換客に続いて私も乗り込みます。

発車を待つclass139の2号車
乗務員ドアはないため、運転士も客室から出入りする

Stourbridge Town

一駅間、わずか1.3kmのStourbridge支線をclass139はソロリソロリと進んでいきます。約3分で終点のStourbridge Townに到着しました。ホームひとつの行き止まりの駅です。

Stourbridge Town

Stourbridge支線は15分間隔の頻発運転で、所要約3分ということで、1台の車両が行ったり来たりを繰り返しているようです。1本見送って、車両を外から眺めてみました。

駅前にはバスロータリーがあり、ささやかな市街地が広がっているようです。ここから歩いてStourbridge Junctionに戻りつつ走行する車両の写真を狙おうかとも思ったのですが、線路際に近づける場所もなさそうなため、おとなしく次の列車の到着を待ちました。

class139を観察

Stourbridge Junctionに戻り、車両を眺めてみます。片側1枚折り戸、窓は5連、両側で同じフロントマスクですが、運行するWest Midlands Railway塗装のせいで、両前頭部の色合いが異なって見えます。

ライト回りのデザインから丸まった車両のように感じますが、意外と直線から構成された車体です。模型するのも悪くなさそうです。

またすぐにStourbridge Townへ折り返していく列車を見送りました。3番線から駅舎に戻る地下道には、class139のイラストも描かれていました。正直なところ鉄道でなくバスでも問題なさそうな輸送規模に感じましたが、短距離でありながらも廃止せずに路線を維持するところに、英国鉄道の矜持を感じた次第です。

Parry People Moverの技術や歴史については、次の記事で触れたいと思います。

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