Bremgartenで川を渡る私鉄 AVA

Zurich

坂になったアーチ橋で川を渡る列車の画像を、ネットでたまたま見る機会があり、その光景に魅かれて場所を探してみると、Zurich近郊にあるBremgartenという街であることが分かりました。列車が走る路線は、SBBのWohlen AGを起点とし、Bremgartenを経由してDietikonに至るAVAという私鉄で、2000年まではBremgarten-Dietikon-Bahn (BD)、その後BDWMという社名を経て、2018年から現在の形態であるAargau Verkehr AG (AVA)になったとのことです。2022年6月のスイス旅行の際に、Bremgartenに1泊してAVAに乗車してみました。

Bremgarten駅

同線の拠点駅らしく車庫が併設されており、ホームからも見ることができます。下の写真で本線は左右方向に走っており、車庫は90°カーブで本線に接続されています。

ガラス扉の向こうに保存車のBDe4/4が見えます。保存車といえば、丸顔で3連接車のBDe4/8にも会ってみたかったです。

本線に並行した場所にも何本かの留置線があり、主力のABe4/8が数編成、留置されているのが見えます。波打った塗装なのがBDWM時代の旧塗色、鮮やかな紺色がAVAの新塗色のようです。個人的には後者が好みです。

ロイス川を渡る橋

Bremgartenの街中を蛇行しながら流れるのはロイス川です。川の左右で地形に高低差が存在するせいかロイス川を渡る橋には傾斜があり、WohlenからDietikonに向かって登り勾配となっています。背景の建物とも相まって、メルヘンチックな雰囲気も感じます。

Dietikon駅

AVAを訪問した2024.06.05時点では路線はDietikonが終点でしたが、同じくAVAが運行するLimattalbahnが12月に開通し、Wohlen~Dietikonの路線と接続しました。Dietikon付近で線路を共用しているので乗り入れしているのかと思ったのですのが、既存線がS17系統、Limmattalbahnが20系統ということで分離されているようです。

2022.06.05

右がDietikon止めのホーム、左がZurich路面電車と乗り入れるLimmattalbahnです。この先で線路は合流しています。

2024.03.28

Limmattalbahn開通後の2024.03.28にDietikonを再訪しました。Wohlen~DietikonのS17系統は、相変わらず行き止まり線に停車していました。

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