2022.02.26、Cholsey~Didcot Parkway間で列車が通過するのを観察に行った帰りに、近くにある保存鉄道、”Cholsey and Wallingford Railway”を見に行ってみました。Cholsey and Wallingford Railwayは、London PaddingtonからBristolを結ぶ幹線のCholseyから北に分岐し、約4km先のWallingfordを結んでいた支線が1981年に廃線になった後、1985年に保存鉄道として再オープンしたものだそうです。車でイギリスを移動すると踏切が殆どなく、ほぼ全て立体交差であることに驚きます(私が主にイングランドで2年半過ごした経験の範囲では、ですが)。唯一、OxfordからReadingに下道で行くときに通過する踏切が1か所あり、それでこの保存鉄道を知ることになりました。
Wallingfordのスーパーマーケットに買い物がてら車を停め、歩いてWallingfordの駅を目指します。塀越しに客車の姿が見えてきました。

訪問時は保存鉄道は営業しておらず、門も閉まっていましたが、活動に関わっているおぼしき方々が、駅構内で談笑しているところでした。


停まっているのはMarkIII客車のようです。保存鉄道には似つかわしくない(?)、近代的な塗装の車両に見えます。新しく保存車両に加わったのでしょうか。


このMarkIII客車はGreat Angliaという鉄道会社の塗装をしており、手持ちの2020年版車両在籍表を見ると確かに12164号車はGreat Angliaに在籍していました。調べたところ、これらの客車はCholsey and Wallingford Railwayでイベントとして運転された”The Polar Express”に使われたものだそうです。子供向けのクリスマスイベントなんですね。
これらのMark III客車が移籍したのか単なる貸し出しなのか分かりません。ただ、この訪問からしばらく経った通勤時、いつものようにA4074を車で職場に向かっていたら、唐突にトレーラーがけん引したMrak III客車の陸送とすれ違いました。一瞬のことでしたが、陸送が走ってきた方角はWallingfordの方であり、Cholsey and Wallingford RailwayがCholseyで本線とレールがつながっていないことを考えると、車両の行き来を陸送で行なっていると考えると辻褄もあいます。真相は分かりませんが、The Polar EXpressの客車が返却(もしくは別の場所に移送)されたのかなぁ、と思いました。
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