2021年12月のことになりますが、COVID-19のワクチン3回目接種(ブースター)を受けようと接種会場を調べたのですが、当時住んでいたOxford近くの会場はすべて埋まっており、土日で行ける場所を調べるとManchesterの大規模接種会場しか見つかりませんでした。Oxfordから遠すぎますし、それだけのために往復の交通費の出費も痛いものがありますが、鉄道旅行と割り切って行ってみることにしました。
CreweからManchester
2021.12.18、Oxfordから乗ってきたクルマをBletchley駅前のパーキングに置き、Bletchleyから西海岸本線のローカル列車に乗ってCreweまでやってきました。日本でいう近郊型のclass350ですが、この感じで100mphのスピードで走るのは、さすがヨーロッパの鉄道です。

Creweは日本ではあまりなじみのない街かも知れませんが、鉄道の要衝となっており、12番線まであるホームからは6方面に路線が分かれ、車庫やヤード、鉄道博物館まで存在します。北側から駅を映すライブカメラが設置されていて、日本にいるときもよく眺めていたので、いつか訪問したいと思っていました。


2021.12.19。駅近くのホテルに1泊し、夜が明けると霧がかかっていました。昨晩はホテルのレストランでクリスマスパーティーが行なわれていたようで、夜遅くまで騒がしかったです。今日はこれからManchesterに向かいます。

CreweからMachesterへはTransport for Walesのclass175で向かいます。イギリスの車両は形式によって顔つきがバラバラですね。


Creweを出発してすぐ、左側の車窓に鉄道博物館が現れます。霧の中目を凝らし、屋外展示のAPTの姿をなんとか見ることができました。

Manchesterが近づくにつれて、霧は晴れてきました。Creweから1時間足らずでManchester Piccadillyに到着です。



Manchester Piccadilly
Manchester Piccadillyは12本の頭端式ホーム、2本の通過式ホームを持つ巨大なターミナル駅です。LondonやBirminghamを結ぶ特急列車が、長いプラットフォームに停車しています。


頭端式ホームは巨大なドームが覆います。

頭端式ホームは高架上にあり、地上に降りるとMetrolinkという路面電車の駅があります。

Metrolinkに乗車
ManchesterのMetrolinkの路線網はイギリスで最も長く、実に103kmにのぼります。

接種会場があるのがBlue RouteのEtihad Campusですので、まずはそちらに向かいます。



スポーツセンターの屋内テニス場が接種会場になっており、日本での1,2回目の接種記録をイギリスの記録に書き替えてもらう手続きをしたり、種類を選んでブースター接種を受けたりしました。

Etihad Campusの駅に戻って、Blue Routeの終点、Ashton-under-Lyneまで乗ってみます。


その後折り返し、Piccadillyまで戻ってきました。Metrolinkのネットワークを乗りつぶす時間的余裕はないので、Piccadilly駅周辺を歩いてみます。



現在使われている車両はすべてM5000型の2両連接で、実に147ユニットが存在します。それらが単独の2連、もしくは重連の4連で運用に就いています。M5000はケルンのK5000の兄弟形式で、非常によく似ています。本数も多く、次々に行き交う列車を見ることができます。





ブースター接種は副作用の発熱もあるということなので、無理をせず、早めの列車でManchesterを後にし、Oxfordへと帰りました。

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