LinzからLeipzigへ向かう列車とバスの旅

Czech

前回の続きです。まだ訪問したことのないチェコのPrahaに行きたいと思い、オーストリアのLinzから列車で北上することにしました。Praha訪問後はそのまま北に抜けてドイツに入るような行程でLeipzigを目指します。以降は以前の記事に書いたような、ICEの夜行列車につながります。

LinzからČeské Budějoviceへ

2023.04.29、Linz郊外の丘を登るPöstlingbergbahnに乗車後、Linz Hbf.まで戻ってきました。LinzからPrahaまではほぼ一直線上に北上するような位置関係となり、そこを結ぶ列車も約2時間ごとに運行されています(約半数が直通、他は乗り換え要)。発車時刻15:54の30分ほど前に駅に着いた時には、列車はすでにホームに入線していました。

Praha行きEC334列車に使われているのは機関車も客車もチェコ国鉄の車両でした。調べてみると先頭のclass380機関車はAC15kV、AC25kV、DC3kVの3電源対応とのことです。この列車が走行する路線も、オーストリア国内はAC15kV、チェコの国境からAC25kV、Prahaも近くなるとDC3kVで電化されているようなので、機関車交換なく走り通すには3電源車が必要なのですね。

コンパートメント客車と開放式客車の混成ですが、5両編成の3両目、両サイドの景色を楽しみやすい開放式客車に席を取りました。

Linzを出発するとすぐにドナウ川をわたりカーブを繰り返しながら少しずつ上っていく感じで走っていきます。表定速度60km/h程度ののんびりとした走りです。Linzから約1時間でオーストリア側の国境駅Summerauに到着、その後15分ほど走ってチェコ側の国境駅Rybníkにも停車します。そこからは45分ほどで、大きな街並みが見え始めČeské Budějoviceに到着しました。

本当ならこのままあと1時間半ほど乗車してPrahaまで行きたいところ、Prahaのホテル代がどこも高かったので今日はČeské Budějoviceで下車、ここに宿泊することとします。

České Budějovice

カタカナで書くと「チェスケー・ブジェヨビツェ」になるそうです。街自体に興味があって下車したわけではなかったのでよく知らないままホテルに向かって歩きました。旧市街に相当する昔の建物が集中する一帯の真ん中に、大きな広場がありました。

お宝? 日本人にはちょっと面白く感じる地区名も近くにあるようです。

晩ご飯には、チェコ料理の”Svíčková”(スヴィチュコヴァー)をいただきました。

České BudějoviceからPrahaへ

翌2023.04.30、České BudějoviceからPrahaに向かいます。国を問わずチケットを検索できるアプリOmioで調べたところ、8:40発のRegioJetという列車が8.80€と安く、事前に予約をしていました。ところが事前に送られてきた出発情報には、České Budějoviceのバスターミナル発と書いてあり、それで初めてRegioJetが列車ではなくバスだということに気付いた次第です。オーストリアやチェコにはRailJetという名前の長距離列車のサービスがあるため、それのローカル版RegioJetだと思い込んでいたのでした。

バスターミナルは、駅前のショッピングモールの屋上にあります。迷わないよう昨日のうちに場所は確認しておいたので、スムーズに乗り場へと向かいます。

出発時刻10分前に、スズメバチのような形と色をしたバスがやってきました。側面にはちゃんとREGIOJETのロゴが入っています。

車内はいわゆる普通の高速バスですが、座席ごとにモニタが付いており、なかなか豪華な仕様となっています。

8:42に出発、České Budějoviceの市街地を抜けた後は田舎道の国道のようなところをずっと進んでいきます。並行して高速道路が建設中のようでところどころで工事現場と交差するように走ります。

Prahaに近づくにつれ天候もよくなり、České Budějoviceから135km、2時間余りでPraha Na Knížecíにあるバスターミナルに到着しました。Prague中央駅とは、川を挟んだ対岸に位置します。路面電車とのアクセスもよく、結果的にはバス移動を選んで正解だったような気がします。

PrahaからLeipzigへ

イギリスに住んでいたこのころの私の旅程の決め方は、イギリスの祝日(少ない!)をベースに連休を取ることのできる週末を定め、その週末で安いフライトが飛んでいる場所を目的地にする、という比較的適当なものでした。今回の旅のイギリスへの帰国は明日の夜、ミュンヘンからLondon Gatwickへの便が安かったのでそれを予約しています。従って、Prahaからミュンヘンまでの移動方法を考えることになります。

DBアプリで経路検索をしてみました。単純にPrahaからオーストリアに戻り、西へ向かってミュンヘンに抜けるようなルートが出てくるかと思ったのですが、時間帯の関係か、Prahaからまず北上してDresden経由でLeipzigへ向かい、そこでICEの夜行に乗り替えてミュンヘンに向かうという面白いルートが候補に表示されました。1100kmあまりをぐるっと遠回りする長距離の経路、1等車を選んでも93.90€と比較的手を出しやすい値段だったこともあり、このルートを選んでみました。

11時前にバスでPrahaに到着後、路面電車を乗り回しました(後日、記事にしようと思います)。PrahaからLeipzigへはEC458列車に乗車します。8両編成の最後尾が1等車、1両前が食堂車なので晩ご飯にも困らなさそうです。

発車までのあいだ駅構内をうろうろしてみました。チェコの車両は青の濃淡がおしゃれで格好いいですね。

18:26に発車、西日を受けながらPrahaの街を後にします。少し経って落ち着いたところに隣の食堂車を訪問したのですが、テーブル席は既に満席で埋まっており完全に出遅れてしまいました。いま座っている客たちは、そもそもPraha駅に列車が据え付けられた時点で食堂車に陣取っていたのかも知れません。かろうじて食堂車の売店でパンとビールだけ購入し、8号車の席に戻って晩ご飯としました。

チェコ最後の駅Děčínを過ぎるとエルベ川に沿って国境を越えてドイツに入り、5年前に訪問したBad Schandauを通過していきます。そのときは対岸の渓谷沿いを走るKirnitzschtalbahnという小さな路面電車に乗車しました。そのときの話も、いずれブログに書いてみたいと思います。

20:30を過ぎて一気に車窓は暗くなり、終点のLeipzig Hbf.には22.19に到着しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました