ドイツの中を通るベルギー

Belgium

前回の続きです。ドイツは西部でベルギーと国境を接しており、北はオランダ、南はルクセンブルクに挟まれていて国境線の距離自体は意外と短いのですが、一部に国境線が入り組んだところがあります。むかし、フェン鉄道という路線が南北に走っており、沿線はドイツ領のところ、歴史的経緯で線路敷きだけベルギー領になっているというかなり特殊な立地で(こちらのサイトに非常に詳しく書かれています)、鉄道が廃止された現在も国境線がそのまま残っています。もちろんいまはドイツとベルギーの関係も良好なので相互の通行に特に問題はなさそうですが、さすがに国自体が違うと、簡単に領土を譲渡してすっきりさせるというわけにもいかないのでしょうね。

2023. 04. 09、ルクセンブルクからクルマで北上して、フェン鉄道の痕跡を見てみることにしました。

Kalterherberg

ベルギー領のフェン鉄道がドイツ領に食い込む南端に位置する駅です。

駅舎が残っていてカフェとして使われており、廃線跡を利用したレールバイクにも乗ることができるようです。客車も1両置いてありました。

レールはここより南側に続いていて、レールバイクでたどっていけるようです。

一方の北側(ドイツ領に挟まれている側)はレールが撤去され、踏切も埋められていました。

読めませんが、歴史の書かれた看板も設置されていました。地図をみると、クネクネと曲がりながらドイツ領内を通過するフェン鉄道の線形がよく分かりました。

Konzen付近

日本の家族に定期連絡する時間となったため、Konzen付近のL106の道路わきにクルマを停めてしばし電話をしました。ついでに近くを通るフェン鉄道の様子を見てみます。遠目で分かりづらいですが、下の写真、左右に続く木立が線路敷きのようです。

Roetgen

さらに北上し、Roetgen駅跡にクルマを停めます。特に意識もせずGoogle mapのナビに従ってクルマを走らせただけなのですが、何回か線路敷きを跨ぐように走ることになり、最初のKalterherbergから国境を10回越えて、いまはベルギーに戻ってきました。

ここにはレールは残っておらず、線路敷きはサイクリングロードとして活用されています。

興味があって、近くの踏切跡を徒歩で渡ってみました。レールはないのでサイクリングロードを跨ぐ格好です。前後がドイツ領、単線の線路敷きを転用したサイクリングロードがベルギー領ですので、まっすぐ10秒も歩けば国境線を2度跨ぐ形となります。

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